有賀動物病院

症例HPのリニューアルに伴い新しく作成しなおしていきます。
*印は動画です。

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異物の誤飲 卵巣腫瘍 糖尿病 子宮蓄膿症 犬の乳腺腫瘍 壺形吸虫 マラセチア 会陰ヘルニア手術 歯根膿瘍 橈骨骨折(1) 回虫 角膜潰瘍 耳ダニ* 皮膚糸状菌症 ジアルジア* マンソン烈頭条虫 悪性黒色腫
※症例は当院で実施した診断治療を載せております。診断や治療方法については様々あることをご了承ください。

異物の誤飲

犬猫は食べ物ではないものを食べてしまうことがあります。 それは年齢に関係なくおこりますが若い犬猫のほうが多いです。
右の写真は縫い針を飲み込んだ例です。
【症状】
今回は胃や腸管の通過障害をおこすものではありませんでしたが腸にささる可能性がありました。 針はすでに腸に達していますがこの時点での症状はありませんでした。
【治療】
手術で針を摘出するのがよい方法ですが、諸条件を考慮して今回は通過するのを待ちました。
【経過】
一週間後のエックス線検査で針が無事に排出されたことが確認できました。

通常、異物が胃にある場合は嘔吐させることが多いですが、骨や針など先が尖ったものは催吐により食道にささる危険性があるため摘出手術を選択します。
今回のようにうまく排出される場合もありますが、腸に刺さる危険性もあるため通過を待つことがベストな方法ではありません。

卵巣腫瘍

15歳の小型犬でみられた症例です。
【症状】
元気食欲がなくなり動かなくなったので来院しました。
【診断】
身体検査では熱や聴診などは問題ありませんでしたが、 触診で腹部に腫瘤を触知したため超音波検査とX線検査を実施したところ 腹腔内の腫瘤を確認、血液検査には異常がないため腫瘤からの痛みが原因と考えられました。
【治療】
内科治療より外科治療が適切であり、血液検査等から手術は可能と診断し飼主様と相談の上手術を実施しました。 開腹したところ、病巣は卵巣であったが他の臓器との癒着はなかった(写真参照)ため、 卵巣と子宮を切除して手術を終了しました。
【術後】
三日後に元気食欲が正常にもどりました。
【腫瘍の検査結果】
腺癌:リンパ管や血管から腫瘍細胞は認められないことから転移の可能性は低いと診断されました。

糖尿病

糖尿病は血中のグルコース(=血糖値:GLU)が高すぎることで腎臓でのグルコースの再吸収が間に合わなくなり、 尿中にグルコースが排出されてしまう状態です。原因は膵臓から分泌されるインシュリンが不足するためです。
以下簡潔にまとめてみました。
【症状】
多飲多尿、食欲の亢進=主な症状
※進行すると食欲が低下・廃絶
【診断】
血糖値の測定と尿中のグルコースで診断
【治療】
犬猫ともインシュリン投与でコントロール
食欲があれば通院にてインシュリンの量を調整
状態が悪ければ入院して輸液などの治療が必要
【その他】
食事管理が必要
避妊去勢が必要=性ホルモンの影響があるとコントロールが難しいため
どこかに炎症があると血糖値をコントロールしにくくなる場合あり
進行すると全組織に影響がでて死亡する
猫は治療していくとインシュリンが要らなくなる場合あり
※インシュリンはほんの微量で血中グルコースの値が変わってくるので、インシュリンをシリンジに吸ってからお渡ししています。

子宮蓄膿症

避妊手術をしていない、出産経験のない、中年以降の犬猫での発症が多いです。(必ず発症するわけではありません) 発情後3~4週間目くらいの時期に発症してきます。
陰部から膿性のおりものがたくさんでればほぼ間違いありませんが、 おりものがない場合もあります。 他の症状は発熱、元気食欲がなくなり、水をよく飲むようになる、すぐに座り込む、腹部への接触を嫌がる、などです。
超音波検査で子宮が腫れていることが確認でき、血液検査で白血球数の上昇と発熱があればほぼ確定です。 症状がありながら数日経過観察していると合併症(膵炎や腹膜炎=腹痛あり、腎不全等)を起こすこともありますので、気がついた時点での診察をお薦めいたします。 軽度であれば抗生物質で子宮内の炎症をおさえてからの避妊手術も可能ですが、 手術前に輸液等の治療をして状態の改善をはかってから子宮卵巣摘出手術を行うほうがよいです。

手術
開腹して子宮卵巣摘出、腹腔内を洗浄後閉腹、子宮内容は感受性検査実施(検査センターに提出)※感受性検査=どの種類の抗生物質が効くのかを検査

写真:摘出した子宮と卵巣、注射器内は子宮内の膿

犬の乳腺腫瘍  

悪性か良性かの判断
ご家庭での判断としては、急に大きくなる(1-4週間で)場合や 何らかの症状を伴う場合(痛がったり痒がったりするなど)、触ってみてお腹の筋肉に張り付いて動かない場合などは悪性を疑います。
乳腺腫瘍は良性組織と悪性組織が混在する場合があるので通常は切除して病理検査で判定します。
手術実施の目安
腫瘍の大きさ(直径)が2センチ以上になった場合に切除を推奨していますが、2センチ以下での切除はより有効です。
手術について
腫瘍が特別大きくないかぎりは日帰りで実施しています。
腫瘍周囲を少し大きく切除する部分切除を行います。(写真参照:良性)
大半が避妊手術をしていない犬に発生しますので同時に避妊手術を行う場合は一日入院となります。
手術を行わないとどうなる?
少しずつ大きくなったり、急に大きくなったり(悪性に転じる場合もあり)します。

壺形吸虫

一般的には感染することはない寄生虫だと思います。 カエルやヘビを食べることで感染するので外出する猫は注意してください。
寄生部位は小腸で下痢を引き起こします。感染で栄養障害を呈するため痩せてきます。 猫が終宿主ですが、犬にも寄生します。注射で駆除します。
写真:大きいのが壺形吸虫卵、小さいのはマンソン烈頭条虫卵

マラセチア

真菌(カビ)の一種で外耳炎や皮膚病の原因となっています。 写真のように酵母に似た形をしています。
外耳炎では黒っぽい耳垢がみられることが多く、耳ダニと間違われます。 皮膚病では痒みを伴い皮膚がベタつくような状態になることが多いです。 皮膚の常在菌とです。人でもニキビの原因などにもなり、 常在菌として存在しますが犬のマラセチアの種類とは異なります。 しかし感染する可能性はあるようです。
皮脂を好み再発しやすい傾向があります。体の抗力が落ちたときにも発症しやすくなります。 また体質との関連もあるようです。継続治療が必要になることが多いです。

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